2009年4月15日水曜日

テクラ・バダジェフスカ

テクラ・バダジェフスカ=バラノフスカ(Tekla Bądarzewska-Baranowska)は、ポーランド出身の女性作曲家・ピアニスト。生年を1834年とする説と1838年とする説がある。日本では一般に、テクラ・バダジェフカとして知られるが、ポーランド語に近い表記はボンダジェフスカである。また、バダルジェフスカと表記されることもある。

人物・来歴

バダジェフスカは、本格的な音楽教育は受けていないが、18歳の時に作曲した『乙女の祈り(仏語:La prière d'une vierge)』がパリの音楽ニュース雑誌に掲載され、世界中にその名が知られるところとなった。

この曲を作曲したのち、結婚し5人の子供をもうけたとされる。そのほか小品を35曲ほど作曲したのち、1861年に夭折。彼女に関する作品や資料については第二次世界大戦等により大半が消失したため、現在では『乙女の祈り』以外はほとんど知られていない。

日本においては『乙女の祈り』はオルゴール曲の定番としても知られている。その他の曲に『ピアノのための華麗な小品 かなえられた祈り~乙女の祈りへの答え(La prière exaucée) 』などがある。

2007年にキングレコードからバダジェフスカの作品集がリリースされた。収録曲のほとんどが初録音である。

かなえられた乙女の祈り~バダジェフスカ作品集かなえられた乙女の祈り~バダジェフスカ作品集
チャプリーナ(ユリヤ)
キングレコード
発売日 2007-10-24




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Tekla Badarzewska-Baranowska - The Maiden's Prayer, Op.3